水槽脳の栓を抜け

SF作家 草野原々のブログ

哲学

【メモ】メタ倫理学メモ

●定義的自然主義: 何らかの事実により「善い」ということが定義できる。(スペンサー:善いとは進化状態が発展したことである。ミル:善いとは功利の増大である) ●ヒュームの法則 「である」から「べきである」は導き出せない。 ●サールの反論言語について…

【インターネット哲学百科事典】「認識論における内在主義と外在主義 / Internalism and Externalism in Epistemology」

インターネット哲学百科の項目『認識論における内在主義と外在主義』をまとめました。 原文はここで読めます。

【インターネット哲学百科事典】「水槽の中の脳論証 / Brain in a Vat Argument」

今回はインターネット哲学百科事典という無料の査読つきオンライン百科の記事をまとめてみました。 記事はここで読めます。

【論文まとめ】「機能主義とは何か?/What is Functionalism?」【Ned Block】

Ned Block の"What is Functionalism" をまとめました。 主に、批判的観点からの機能主義のまとめとなっています。 論文は以下で読めます。 Ned Block, What is functionalism? - PhilPapers

"DOOMSDAY, BISHOP AND SIMULATION WORLD"まとめ(最終)

Alasdair M. Richmondの"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS"まとめ最終回です。 論文は https://www.era.lib.ed.ac.uk/handle/1842/2111 で読めます。

"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS"まとめ(4)

Alasdair M. Richmondの"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS"まとめ第四回です。 論文は https://www.era.lib.ed.ac.uk/handle/1842/2111 で読めます。

【論文まとめ】Richard Scheines "Causation"

Richard Scheinesの論文 Causation をまとめました。 ここ数十年の因果論の歴史を見ることができます。 論文は ここでよめます。

"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS"まとめ(3)

Alasdair M. Richmondの"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS"まとめ第三回です。 論文は https://www.era.lib.ed.ac.uk/handle/1842/2111 で読めます。

"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS" まとめ(2)

Alasdair M. Richmondの"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS"まとめ第二回です。 論文は https://www.era.lib.ed.ac.uk/handle/1842/2111 で読めます。

"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS" まとめ(1)

この記事では、Alasdair M. Richmondの論文"DOOMSDAY, BISHOP USSER AND SIMULATION WORLDS"のまとめを行う。 この論文は、レスリーの『終末論法』に対して、三つの課題があることを示す。 一つ目は標準的な終末論法に対しての批判である、Timothy Chambers…

【論文要旨】シミュレーション論法とSelf-Indication Assumption

ここではPaul FranceschiのThe Simulation Argument and the Self-Indication Assumptionをまとめます。 ニック・ボストロムのシミュレーション論法に、『あなたが存在しているという事実から、観察者が少ない仮説よりも多い仮説を選ぶべきだ』とするSelf-In…

メモ 知識の内在主義と外在主義

(注:さりげなくまどマギネタバレしてます) ある信念を『知識』とするためには以下の三条件が必要だ。 ①その信念が真であることに本人が確信していること ②その信念が実際に真であること ③その信念が真だというと本人が確信するのは当然であるということ(…

論文要旨 フレーゲ「意義と意味について」③

フレーゲ著作集〈4〉哲学論集 作者: G.フレーゲ,黒田亘,野本和幸,Gottlob Frege 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 1999/09 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (7件) を見る

メモ イデア論と第三人間論証

ソクラテスはギリシャ中の人々に「~とは何か」ということを聞いて回った。(例:正義とは何か? 徳とは何か?) その答えとして人々は正義の例、徳の例を出して答えたが、それは定義はなにかという問題に答えたことにはならない。 ソクラテスの問いにプラト…

論文要旨 フレーゲ「意義と意味について」② (注:映画まどマギねたばれあり)

(注:映画まどマギのネタバレあります)

論文要旨 フレーゲ「意義と意味について」①

「a=a」と「a=b」は明らかに異なった意味合いがある(前者は絶対に成り立ち、我々に新たな知識を与えないが、後者は知識を拡大させる) だが、もしa=bが正しいならば、両者は同じことを言っているはず。 このようなおかしなことになるのは「a=b」が対象その…