水槽脳の栓を抜け

SF作家 草野原々のブログ

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ストーリーはどのような存在者か?【高田敦史(2017)】

ストーリーとは出来事であり、物語が示す命題(内容)ではない。ストーリーはキャラクターと同じような存在者である。物語性(物語の特徴)を担っているのは、出来事としてのストーリーである。ストーリーが出来事であることを念頭に置けば、作品間でストー…

行為における合理性と因果【山田友幸(2013)】

www.jstage.jst.go.jp ある理由が行為を合理化するのはどのようなときか?:人が一定の種類に対するある種の賛成的態度を持ち(欲求)、自分のする行為がその種のものだと知っている(信念)場合(デイヴィッドソンの立場、ホーガンとウッドワードがさらに条…

理由の内在主義と外在主義【鴻 浩介(2016)】

www.jstage.jst.go.jp 動機理由と規範理由:二種類の行為の理由。動機理由:行為者を行為へと動機づける理由。「~である」命題規範理由:行為を支持し、客観的に正当化する理由。「~すべき」命題 理由の内在主義:規範理由についての説。考慮事項Aがある行…

理由の哲学 メモ②

参考文献 ci.nii.ac.jp 知覚に関する三つの立場:センスデータ説、志向説、選言説 センスデータ説:知覚において主体が気づいているのは、実在物ではなくセンスデータである。幻覚論法:センスデータ説を支持する論法。実在物はないのに主体にとってあるもの…

理由の哲学 メモ①

参考文献 理由の反心理主義に基づいて行為の反因果説を擁護する 行為の因果説:行為と理由は行為の原因に他ならない(デイヴィッドソン)。 行為の理由となる信念・欲求の組があったとしても、他の組との差異がなければならないそれが因果関係となる。 心理…